為替とは

為替について淡々と書くと見せかけ色々書いていく姿勢

京都備忘録⑥

2017/10/09(月)

四日目、最終日の朝は早めに目が覚める。

 

というのも滞在時間が1:00〜10:00と決まっていたのでそんなにゆっくり惰眠を貪るわけにもいかないなぁと何となく思っていたからである。

 

実際寝たのが1:00頃となったわけだが、8:00頃に目が覚めた。

ウトウトを繰り返しながら9:30頃にはホテルを後にした。

 

 

この日はノープラン。

人と会う予定もない。

決まっているのは22:30の京都初川越着の深夜バスに乗ること。

 

 

さて何をしようかと。

何となく行きたい所の目星は付いていたのだがいかんせんスケジュールが決まっていない。

 

ひとまず如何わしい探検へと繰り出した。

 

 

2年前も来た。

そう、あの場所がまだあるのか。

あった。店の名前は変わっていたが。あった。

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何のことか分からない人もいるであろう。それで構わない。詳しく書く気も今はない。

 

その手の同志達に連絡をしながら繰り出していく。

 

 

 

正味1時間程経っただろうか。

気付けば俺は教えてもらったたこ焼き屋にいた。

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現地人からのオススメは基本間違いない。

出来れば数人から意見を集めることが出来れば外れることはまずないだろうと思っている。

サクッと食べ終わり梅田〜新大阪の間をうろちょろ。

 

kawasetoha.hatenablog.com

 食後の散歩がてら(連日の長距離歩行により正直もう足は棒であったが)この時書いていた待ち合わせ兼レンタカー屋が分かりにくく散々迷った道程を何となく復習することに。

ああそうそう、こんな感じだったなと誰得でもない感傷に浸る。

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もうここまできたら意地である。主要駅の写真はとりあえず撮っておく。

相変わらずここら辺の駅周りはよく分からない。

既に理解する気もあまりなくとりあえず歩き回り迷子になる。

 

 

流石にもう座りたいと足が悲鳴を上げていたという理由だけで今日へ向かう電車に乗ることに。

ススキノ同様、大阪の歓楽街は夜に男友達と練り歩くのが一番正しい楽しみ方なのであろう。

 

JR京都線新快速に揺られ30分程で京都駅に。

そのまま烏丸線に乗り換え烏丸御池駅東西線に乗り継ぎ東山駅で下車する。

一つ目の行きたかった場所である青蓮院門跡に着く。

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通称「空売りの聖地」

この寺の住職が空売りを仕掛けて始めたことからその名が付いたらしい。

これを知った時から次はとりあえず行ってみようと心に決めていたのでとりあえず来た。

 

中に入る時入館料として500円。京都の寺巡りも本気でしようと思ったらバカにならない。

前にいた女子二人組が壁に描かれている絵を見て大興奮していた。

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中の和室にこのような絵が壁に描かれた作りになっており確かに綺麗だなと思ったが俺の感想はそれまで。

物事何事も対象に対する興味関心と知識量が大切である。

その女子二人組の方が俺より100億倍楽しんでいた。

 

だからと言って特に調べる気にもならなかったがとりあえず渡されたパンフレットを眺めながら何となく理解した気になる。

興味のないものを必要以上に嫌う必要もなければ、無理してまで興味を持つフリをする必要もないのだ。

 

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とりあえずここで日経平均とダウの暴落を願うことに。本当はとにかく座りたかった。

別に俺としてはどちらも触っていないのでどちらでもいいのだが、ここでドル円の暴落を願いながらユーロドルをロングすることはどうなのだろうかとどうでもいいことを考えていた。

ドル円が下がることとユーロドルが上がることはほぼイコールなのだが「空売りの聖地」で何かを買うのは如何なものかと、とにかくどうでもいいことを考えていたがここら辺の詳しい話もまた書きたくなった時に書く。

 

 

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なるほどなと。

大概この手のありがたい言葉は三歩も歩けば忘れる。

結局自分次第でありもっと言えば周りの人間関係、住環境、時間管理次第なのだ。

何の話かはさておき。

 

 

次の目的地へ向かうため1時間程で去る。

ここ青蓮院門跡から歩いてけなくもないけど。。。くらいの距離だったのでバスを使うことに一度は決めたがこの前日に西成で日和ってしまった自分に対する戒めか、歩くことにした。

割と重いリュックを背負い想像以上の坂道を歩くこと約30分。

 

辿り着いたのは南禅寺

話は戻り3年前。

当時の彼女と修学旅行以来に来た京都で欲求不満が残った俺がその半年後一人でまた来た時のことだ。

ここ南禅寺も幾つか周っている寺の一つであり当時、とにかくここで休んだのだ。

俺の記憶が正しければ歩き疲れすぎて壁に寄りかかりながら軽く寝たと思う。

そして当時大学生の俺はここで長時間休みながら何となく世を憂いていたのである。

3時間ほど居た記憶がある。

 

つまり特に何をしたわけではないが何となく居心地がよく記憶に残っている寺ということである。

 

 

前回来た時は行けなかったので今回は必ず来たいと思っていた。

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ここである。

この門に寄りかかりながら寝たなあと思いながら今回もまたここで休憩することに。

やはり居心地が良い。

居心地が良い場所と認識しているから居心地が良いのか本当に居心地が良いのかは最早分からないが夕日も合間ってとても心が安らいだ。

 

 

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南禅寺で最も有名らしい「何かの橋」

少し小高い丘から撮影しているのだがこの奥が登れる山となっており一応登ってみたが、荷物の重さと大したやる気のなさと想像以上の距離により早々に断念した。

また次回への課題が出来た。

 

 

またここでも1時間程過ごし、最後の目的地へ。

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南禅寺からバス乗り場まで歩いて15分程、川沿いの道を歩く。

 

バス停に着いても中々バスが来ず、目的地まであと歩いてあと20分程であったが足が限界であったのでバスケの休憩ポーズでバスを待っていた。

 

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着いた。

いつもこの使われてるんだか使われていないんだか分からない車達がお出迎えしてくれる。

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ここも変わらず。

 

初めてここを訪れたのは三年前。

何も変わっていない様に見えるが実際はどうなのか。

この奥にある正門にはまずコタツがあり、そこで当時留年していた山男みたいな男と話した記憶が鮮明に残っている。

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当時の内部の映像。

今回も入ったがやはり何も変わらず。

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あまり中の画像を撮るのは推奨されていないみたいなのだが部屋ではないから良いかと思って載せている。

 

いつもここに来て特に何をするわけでもないがここの雰囲気はやはり落ち着くし楽しい。

異世界なのだが懐かしい。

ここだけ時が止まっている様な、そんな場所。

取り壊しがどうのという報道が2年前は持ち上げられていたが老朽化は早急に補強し残しておいて欲しいと強く願う場所だ。

 

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特に何をするわけではないが、また性懲りも無く来たくなるんだろうなと思っている。

 

吉田寮も堪能し尽くした俺だがまだ夜行バスまで4時間程ある。

何でも出来るといえば何でも出来るがある程度気持ちを終わりに向けて準備していたので特に何がしたいとも思わず。

 

とりあえず京都駅の方へ向かうバスに乗り込み色々考える。

とある好きなバンドマンの方が旅先で映画に行くことをお勧めしていたので実行することに。

 非日常の世界から外に出ても非日常の感じがとても良いという意見を知ってからいつかしようと思っていた。

バスの中で気になっていた映画「新感染」をネット予約する。

近頃映画は席まで全部ネット予約だ。便利に頼りきっていることをひしひしと感じる。

 

京都タワーの下で下ろされ逆口に移動。

途中ドラッグストアで夜行バス用のアイマスクや耳栓等を購入し京都イオンモールの中に入っている映画館、Tジョイ京都へ。

 

18:30〜約2時間程の映画を堪能し最後の飯を摂ろうと思いおもむろに歩く。

ちなみに映画は凄く面白かった。

ゾンビ映画なるものをちゃんと観たのは初めてだったが食い入る様に観てあっという間の2時間であった。

 

何となくまた新福菜館の焼き飯が食いたくなったので向かうことに。

が、中々混んでおり夜行バスまでの時間を考えると少し微妙であったので近くのラーメン屋に入ることに。

どこにいてもラーメンばかり食っている気がする。

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店の名前は忘れてが、味はいたって普通であった。

 

少し時間に余裕を持って食べ終え外にあるベンチでしばし休憩することに。

仕事帰りらしき人たちがたくさん目の前を通って行ったがこういう取り残されている感覚も一人旅の醍醐味だと思っている。

 

夜行バスの時間も近づいて来たのでまた逆口へ向かうことに。

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次はいつゆっくり来れるかねぇと思いながら最後に撮った京都タワー

歩きながら撮ったので良い感じにブレている。

 

 

 

やはり一人旅は良い。今回は大分知り合いと会ったが。

何が良いか。

よく言われる様に人の数だけ楽しみ方はあるのだろう。

そして何が良いのか聞かれてもあれこれ答えられるが明確に何が良いから一人旅をするのか結論は出せない。

その方が良い気がする。

 

これからも機会を見計らって積極的に色々な所に行ければなと思う。

 

また次の旅の構想を練りながら夜行バスに乗り込んだ。

 

懸念していた夜行バスとの格闘も相当歩き疲れてい為か途中のサービスエリアで起きることもなくぶっ通しで寝続けていた。

 

 

 

翌朝7:00頃に予定より20分程早く最寄り駅である川越駅に着いた。

おかげで一本早いバスに乗れた。

 

夜行バスの中は大分クーラーが効いており体が冷え切っていた為、熱めのシャワーを浴び缶チューハイを飲んだ。

家のベットで泥の様に眠り夕方に目が覚め今回の旅は終了した。

 

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この狭さが良い。

 

 

完。