価値観
「人」に雇われ「組織」の中で働いていると色々ある。
おそらく人の数だけ色々あるんだろう。
俺はよく「こいつら馬鹿だなぁ」と思う。
が、最近あまり馬鹿馬鹿思うのもどうなんだろうなと思い始めたりしてる。
要は価値観の違いなのだ。
そしてそれを受け入れるのが多様性を理解することであり、俺にとってはそれが当たり前でありそれを出来ない人間に対して俺は「こいつ馬鹿だなぁ」と思っているだけなのだ。
俺の当たり前が当たり前じゃない人間を「馬鹿だなぁ」と思っているだけなのである。
じゃあ俺も多様性を結局受け入れてないじゃないかと思ったがそれもまた違う。
人は当然の様に各々の価値観を持ち生きている。
こと組織に関してもその組織特有の価値観があり空気感がある。
強要なのだ。
価値観も常識も違う人間が自分に対して強要を行ってきた時「馬鹿だなぁ」と思う。嫌だなとも思う。殺してやろうかなこいつと軽い気持ちで思う。
モラルの押し付けとも言うのだろう。
労働に関しての捉え方。
俺は契約書以外、それ以上でもそれ以下でもないと捉えている。
俺は契約書通り労働を提供する。そして賃金を得る。
それだけでしかないのだ。
逆に契約書以外のことにはノータッチなのだ。
別に誰にも強要をする気もされる気もなければ主張する気もない。
そう、主張する気もない。
まして人の価値観に対してモノを言う気もさらさらない。
それが侵されるまでは。
俺にとって当たり前の労働に対する価値観に対して他人の価値観や当たり前、モラルを強要されるのが何より嫌いなのだ。
だから「馬鹿だなぁ」と思う。
「あぁこいつはこう考えているんだなぁ」
それだけで良いのだ。
どっちが正しくも間違ってもない。
所詮経営者以外雇われ人間で組織というものは成り立っているのだ。
契約以外の事は自由にいこうぜ。
てのが俺の価値観であり常識であり当たり前。
無駄な関わりは避けたいなぁと思いつつ侵される度に攻撃仕返す不毛な闘いは俺が雇われている労働者である限り無くならないんだろうなぁと悟り始めた。
負け
同期と飲んで来た。
俺達は組織に雇われ労働力を提供し賃金を得る被雇用者だ。
不満の一つや二つも出る。
辞めてやると大口叩きたくもなる。
分かった気になって豪語もしたくなる。
俺達は人間だ。
負けたまま豪語もしたくもなる。
そして負けたまま負ける。
俺達を軽んじ蔑み馬鹿にした連中を許したまま負けるなよ。
負けるのは仕方ない。どうにもならないこともある。
じゃあやれるだけやって負けていった人間はどれほどいるのか。
若者離職率問題が語られる時必ずと言っていい程逆説的に「その場所でダメでも他の場所なら輝けるかもしれない」と言った決まり文句が横行する。
よく分かる。
人が変わる三大要因に含まれるくらい環境って大事。
ただ全肯定出来るものでもないと俺は思う。
「ダメだと思ったがまだ出来る、やれる余白があるかもしれない場所で出来なかった、やれなかった」なら多分変わらないよ。
雑な言い方なのは承知な上で。
そう楽に人は変われない。
次も可能性を残したまま負ける。
勇気を出せば本当は出来た、やれたんだけどなという本人が1番よく分かるその部分を分かった上で負けるのは大きい。尾をひく。
打てるインロー真っ直ぐを球威にビビって見逃した奴が次同じ球威の真っ直ぐがアウトローに決まったら打てないでしょう。
絶対とは言わないが確率的には落ちるよ。
なら最初に振らなきゃ。
ビビっても抗えよ。
自分の為に。
「俺、私は出来る、やれる状況で出来なかったやれなかった」ということを血肉になるまで噛み締めなきゃ。
せめて事実をそのまま受け入れなきゃ。
資本主義だ。
ゴリゴリの資本主義だ。
まぁそれは資本主義だ。
自分から捻出される経済力だけで生きていけないなら組織に属するしかない。
属しながら何もしなきゃ搾取され続けるだけだ。
気を抜けば負け続ける。
余白で全力を尽くせなかったら何も変われない。
しょっぱい飲み会で分かり易い共感だけを求めて傷の舐め合いをする糞にだけはなるなよ、俺。
敵は、自論を振りまいている目の前の人間じゃなくて打てる球を見逃すお前自身だよ、俺。
全ての文章に自戒を込めて。
税金
金持ちの叔父がいる。
毎年盆には莫大な金パワーで全ての時間を快適に過ごさせて貰っている。
金が全てではないが全てに金が必要だ。
ウシジマ君引用。
その通りだと思う。
誰より月給何十万多いとか平均より云々とかそういう所じゃないんだなと。
知ってはいたけど最近理解出来た気がする。
懐を気にすることのない財力があれば全てではないが限りなく全てに近く思いのままに生きることが出来る。
間違いなんだなぁと特に社会人とやらになってから実感しまくる。
じゃあどうすればそこに行けるか。
違法じゃない範囲で思いつくのは起業?投資?博打?
日本は自由だから何でもありだ。
特に突出した才能も能力もない人間が出来ることで1番可能性が高いのは投資なのかなと俺は思っている。
適切な努力をすれば何とかなる。かもしれない。
今ビットコイン始め仮想通貨に対する税金問題が盛り上がっている。
税率に関しては詳しくは省くがとにかく利益に対し課税が加えられる。
俺も今年の3月に為替利益に対する課税で確定申告をした。
その時も思っていた。
おかしくないか?
そもそも住民税と所得税、問答無用に取られる保証のない年金に対しても腹を立てているのに雑所得区分での課税って何だそれ。
俺達下民が唯一這い上がれるかもしれない金なんだよ。
取るなよ。
そもそも貴様ら国は関係ないだろう。
稚拙な意見と捉えられるか?
それでも俺は全投資家で国会デモ起こして良いレベルでしょと思う。
日本人に生まれただけで6の目出したようなもんだ。
せめて税金くらい高く払えと。
分からんでもないよ。うん。確かにね。
じゃあ所得税と住民税はね。はいはい。
でも雑所得て。
やめてくれよ。
と、声を上げられない俺はまだまだ弱小だな。
蔦屋書店
終わらない。
一年半前、スリランカに行った時のことを忘備録的な形で残しておこうとブログを開設したのが半年前。終わらない。
というか進まない。
一応その7までは行ったのだが当時のことを思い出しながら色々リンクを引っ張ってあーだこーだ言ってるとその内飽きてきて全然進まない。
日記的なことが向いてないのかもしれない。
昔から日記の類は全然続かなかった。
全て書き終えてから一気に投稿したいという無駄な完璧主義者気質が出てしまい結局下書きに埋もれたままの7記事。
いつか日の目を浴びる日は来るのだろうか。
ということでもう雑記というか独り言というかツイッターの延長戦的なブログをボチボチ始めることにした。
いずれいきなり大量の旅記事がアップされることを祈ってやまない。
記念すべき初回は蔦屋書店。
俺の大好きな蔦屋書店について書こうと思う。
書こうと思うとかいうと書くことが思いつかなかくて早くも頓挫しかけている。
俺は蔦屋書店が好きだ。
週4で来ている。平日はほぼ毎日来ている。
本を読むのは昔から好きだが本屋で立ち読みするのは疲れるしいざ買うと家ではそんな読まない。
PCや携帯があるからだ。
読書よりyoutube、読書よりamazon prime videoとなる。
また弱小ながら為替でトレードもしている。
平日家で優雅に読書なんざ落ち着いた気持ちで出来るわけない。
ということで最適なのが蔦屋書店。
ここは良い。最高だ。
何故なら椅子があるから。
店舗によって差はあれど俺の1番好きな蔦屋書店はソファーまである。隣にスーパーもあり腹が減ったらなんか買ってベンチで食いまた蔦屋書店に戻る。最高だ。言うことない。
本屋の中をウロウロしていると普段自分が興味無い本もなんとなく読めてしまうのが良い。
また気になっていた分野の本とも巡り会うことが出来る。
何でも出来る。最高だ。
以上。蔦屋書店は最高だ。
にしても蔦屋書店をネットで検索すると代官山と函館がイチオシ的な感じで出て来る。
確かにこの間函館の蔦屋書店に行った時には驚いた。
洒落まくっていたのだ。
デートスポットのような雰囲気を漂わせていたしカップルや女子友達で来ていますみたいな層が大半を占めていた。
俺が普段行っている蔦屋書店は暇な老人だらけだ。
恐らく代官山もそんな感じなのだろう。
一体何が違うんだ。
蔦屋書店の格付けは何で決まっているんだ。
どちらにしろ快適なことに違いはないのだが。
一体その差は何だ。
答えが見つからないまま蔦屋書店でこれを書き終えた。蔦屋書店は最高。
スリランカその7・テッィサマハラーマ〜ヤーラ国立公園
明朝、6時にゲストハウスの通りに集合なとサファリの売人であるサンダルから言われていたので時間より少し早めから待機。が、中々来ない。
30分程待つとジープが現れ、サンダルの客かと聞かれジープに乗り込む。
他の客も拾って行くからと言われ別のゲストハウスへも向かった。
その後も何件か別のゲストハウスを周り、他の観光客が大体乗ったところでサファリへ向かった。
運転手は時間がないからと言い、薄暗い中反対車線を爆走していた。
この時がスリランカで一番怖かった。
助手席に乗りながら何度も注意していたが、とにかく時間がない、急いでいるからとスピードを緩めない。
「あーこれ前から対向車来たら死ぬな」と恐怖に怯えながら目的地に着くのを待った。
サファリに着くと他のジープもワラワラと集まっており、そこで運転手から昨日サンダルから伝えられていた通りの入場料を請求されたので渡した。(人件費、交通費諸々含まれているものらしい)
そこでも特にボッタクってくる様子もなくそれまで半信半疑だったサンダルのことを初めて信用した。
ジープ達は順を追って入場していった。
我々のジープも続いて入場していきサファリが始まった。
基本的に運転手が各地点で動物の生態等について説明しながら進んでいくというスタイル。
近い。
ちなみに俺は動物が大好きだ。
飼っているわけではないが、昔から動物園の類が大好きで今でも一人で行く。
友達と二人でわざわざ那須サファリパークに行くぐらい大好きだ。
ということでスリランカに来たらこのヤーラ国立公園には絶対来ようと思っていた。
住んでいた頃、来たことがあるらしいが全然覚えていなかった。
まぁほとんどゾウと水牛しかいなかったのだが。
半日コースとはいえこのサファリ内をジープで5、6時間周り続けていたら腹も減る。
前日にサファリへ行くことをゲストハウスの奥さんに伝えていたので、出る前にサンドウィッチを作って貰っていた。
サンドウィッチや、持って来ていたカロリーメイトを頬張りながらそろそろ飽きて来たなぁくらいのタイミングでジープも出口に向かいだした。
帰る前、何故かこの水牛がいる川で30分くらいぼーっとさせられた。
時間調整だったのだろうか。
サファリを出るとイノシシの親子が群がって来た。
餌は持ってないよイノシシさん。
その後はまた朝と同じように、各ゲストハウスを周り参加者を下ろしてサファリは終わった。
宿に着くと、夕方5時くらいであった。
半日コースですら終盤飽きていたので一日コースじゃなくて良かったなぁなんて思いながらそれっぽい感じで写真を撮ってみる。
手に巻いてあるゴムはファッションじゃなく蚊除けのゴムだ。
これに加えコロンボのスーパーで購入した強力なモスートスプレーを常に体に噴射していたので、サファリに行っても特に虫に食われることなく済んだ。
ゲストハウスの家の子とキャッチボールをしたりサッカーをしてみたり周りをブラブラ散歩したりしながら時間を潰した。
二泊目ということで気を使って貰ったのか何か知らないがゲストハウスのオーナーが夜ご飯を作ってくれた。
サンドウイッチとカロリーメイトしか食べていなかったので何を食っても美味かった。
ティッサマハラーマで宿泊したホテルはここである。
一泊3千円程。
スリランカの個室ゲストハウスとしては平均的な価格。
予約はブッキングドットコムで取った。
とても綺麗な部屋で快適な空調にダブルベットであったので文句なし。
wifiの貸し出しもあり何の不便もなく過ごせた。
スリランカその7終わり。
スリランカその6・ティッサマハラーマ
2016年2月18日
スリランカ4日目
朝は割と早く目覚めた。
チェックアウトまでまだ時間があったので何となくまた海を見に行った。
別に海がすごく好きなわけではないのだが、海が近くにあると行くものだなぁとか思いながら午前中はぼやっとしていた。
昼前になり前日にゴールに向かった方のバスとは逆方向のバスに乗るためバス停まで向かった。
ひとまず目的地はスリランカ最南端の地、マータラ。
ゲストハウスのおばちゃんにバス停の場所を教えてもらい、向かったが中々着かない。
重いバックパックを背負いながら幾らか不安な気持ち中で撮った商店の写真。
どんだけバナナ売ってんだよと一人でツッコミながら更に歩いた。
ひとまずバス停らしきところに到着し、道行く人にここからマータラ行きのバスが出るかどうか何度か聞いて確認が取れた後、道端に座りながらバスを待った。
何分か待つと本当にバスは来て乗り込んだ。
結構ヘロヘロになっていた。
バスからもひたすら海の景色が続く。
約2時間かけてマータラに辿り着く。40ルピー。
運転手がマータラマータラと巻き舌大声で叫んでいる声が耳から離れない。
物売りの少年から冷えたコーラを買い一気飲みをした。
バス停のトイレに入ろうとすると1ルピーを請求される。
稼げるところは何でも稼ごうという魂胆を感じながら用を足す。
リュック二つ持っている時のぼっとん便所は大変だった。
ウナワトゥナからマータラまではAC (エアコン)無しのバスに乗ってきたが、窓を開けていれば特に暑くもなかったのでまたAC無しのバスに乗り込み発車を待つ。
何よりAC無しの方が何だか旅感が出て良いもんだなと思っていた。
満員に近くなると出発した。
これはどのバスでもそうだったし、東南アジアあるあるらしい。
徐々にサバンナのような景色になって行く。
途中大きく寄り道をしながらティッサへ向かうルートであったらしく不安になりつつ3時間ほどかけてティッサに到着。
そういえば特に何も食べず、持ってきていたカロリーメイトを摘んでいただけだったので食べられるところを探した。
売店で売られている草で巻かれたカレーはどうも昔のトラウマがあり食べる気になれなかったので綺麗目な外人向けのレストランに入った。
焼きビーフンみたいなものとパイナップルジュース。確かこれで500ルピー(400円)くらいした。こっちの物価で考えれば十分高い。
味は普通だったがとにかく腹が減っていたので凄く美味く感じた。
トゥクトゥクの兄ちゃんを掴まえgoogle mapを見せながら宿までの価格交渉をした。
何ルピーか忘れたが相場からいって凄く良心的な値段で乗せてもらえた。
色々と喋りかけてくる運転手で、色々と話をした。
明日サファリに行こうかと思っているんだという話をしたら、じゃあ紹介してやると言われ途中のレストランで止まりその紹介人を待った。
この話自体いかにも怪しい臭いがしているにも関わらず現れたのはドレッドヘアーのいかつめの兄ちゃん。名はサンダル。
憶しながらも価格交渉に入る。
事前の調べで相場は大体知っていたので幾らか聞くと1日コースは8000ルピー、半日コースは5000ルピーと言われる。
そんなにふっかけている料金でもなかったので拍子抜けしながら価格交渉をしたら4000ルピーまで下がった。
デポジットとして今1000ルピーを渡してくれと言われたが流石に怪しいなと思ったので断った。
決まりなんだと相手も引かなかったのでじゃあ500ルピーでということで話はまとまった。
500ルピーを渡し再度トゥクトゥクに乗せてもらい宿まで向かってもらった。
宿の近くで降ろもらい、歩いて向かった。
着くと、子供たちが庭で遊んでおり泊まりに来たのかと聞かれたのでそうだよと言いながらiphoneでbooking.comの予約画面を見せた。
奥さんが中から出て来て二階の部屋まで案内してくれた。
部屋の外の扉では恒例のヤモリがお出迎えをしてくれた。
部屋で荷物の整理をしていると子供達がウエルカムドリンクを出してくれた。
南国で飲む生搾りジュース的なやつはマジで美味い。
下すリスクもあるが。
着いたのは夕方の6時半頃だったがこの日は特にやることも無かったのでとりあえずゲストハウスの周りを散歩していた。
といってもティッサマハラーマがそもそも割と田舎の上、市街地から離れた宿だったので民家と野良犬と売店くらいしかなかった。
宿の前の道。
次の日の朝も早かったので夜は早めに寝た。
ちなみにスリランカでは夜基本的にやることがなかったので日本と変わらず部屋の中でいつも通りyoutubeとかを観ながら過ごした。
ポケットwifiとiphoneと一人の空間があれば大抵快適に過ごせる。
広いダブルベットで快眠へと入った。
スリランカその6終わり
スリランカその5・コロンボ〜ウナワトゥナ〜ゴール
2016年2月17日
スリランカ三日目
前日に引き続き予約していたゲストハウスとは別の宿に泊まり本来泊まるはずであったオーナーに起こされるという形で一日が始まった。
オーナーには前日から電車の時間や行く先などを伝えており、駅まで送って行ってやると有難いことを言ってもらえていたので好意に甘えることにした。
車の中では、前日のコロンボでの感想を聞かれ懐かしくて最高だっただの何だの色々と話をした。
宿から走ること20分程でコロンボフォート駅に着いた。
スリランカで一番大きい駅。
着いた初日も空港からのバスでフォート駅に降り、雨の湿気も混ざっていて強烈にスリランカを思い出せてくれた場所であった。
ゲストハウスのオーナーにお礼を伝え別れた。
駅は朝から人でごった返しておりスリランカ感満載だなぁとかぼやきながら事前に予約していた電車の電子チケットを見せにカウンターまで行った。
あっさりと紙のチケットと交換してもらいホームの中で電車が来るのを待った。
コロンボ〜ゴールまでの切符。
確か1車両しかない特等席に乗った。
それでも990ルピー。当時のレートで800円程。
朝のホームは薄暗く人でごったがえしておりとにかく恐怖だった。
意外と時間通りに電車は出発しゴールまで約4時間の電車旅が始まった。
座席ではポケットワイファイも比較的繋がりやすく風景を見つつ普通にネットサーフィン等をしながら楽しんだ。
徐々に降りて行く他の乗客をよそ目にgoogle mapで「あと何キロか〜」とか言いながら着くのを心待ちにしていた。
そしていよいよ到着、
俺が降りたのは目的地ゴールの少し手前ウナワトゥナという場所。
今書いていて思ったが目的地ゴールって紛らわしい。
ゴールという地名です。
駅を降りた瞬間トゥクトゥクのドライバーに絡まれる。
スリランカでは普通。
google map で宿の位置を見せると知っていると言うので値切り交渉。
300ルピーでどうだと。
高い。
100ルピーだと俺。
いやそれは。いやそれはじゃなくて。と幾らか交渉してるうちに俺は少しそいつに少し好意を寄せ始めていた。
おそらく俺と同じ歳くらいだろうと思える彼の熱意(こいつから絶対取ってやろうという)がひしひしと伝わってきた。
分かった。
250で行こうと少し高いなと思いながら乗せて行って貰った。
宿に着いた途端愛想の良いゲストハウスのオーナーが駅からいくらできたと聞いてきた。
250だと伝えると、それは高いと一目散に外に走って行った。
もうすでに乗せてきてくれて兄ちゃんは居なくなっていたが、ここまでは普通100ルピーで高くても150ルピーだよと興奮するオーナーに、いや良いんだよ。
俺は彼の熱意に負けたんだよということを上手く伝えられず哀しそうな顔をされた。
俺がbooking.comで予約していた部屋はまだ掃除中だということで、しばらくは小さなロビーのようなところで休んでいた。
部屋の掃除が終わり部屋に入ると、シングルベットが二つのツインタイプ。
アジアのゲストハウスではよくある形式らしい。
確か値段はスリランカ旅行の最安値で7ドル程度だった。
からといっても特に不便はなく快適に過ごせた。
早起きと電車移動で多少疲れていたが近くにビーチがあったので行ってみた。
ビーチに行くとオーナーの奥さんに伝えるとサンダルを貸してくれた。
ファラン(欧米人)がちらほら。
特に綺麗でもなかったが海パンを履いていたのでとりあえず入ってみてしばらく浮かんでいた。
しばらく海に浮かんだ後、宿に戻り着替えを済ませバスに乗ってゴールに向かった。
その中の一つである旧市街に小さい頃行った思い出があったので今回も行こうと決めていた。
ウナワトゥナからゴールまではバスで30分もせず着いた。
ゴールの電車が発着する駅。
ゴールという街は新市街と旧市街に分かれており、バスを降り歩いてトンネルを渡ると旧市街に入れる仕組みとなっている。
旧市街に入ると中は登下校中の子供たちでいっぱいであった。
そういえばクリケットをして遊ぶ子供たちの姿も見えたから旧市街の中に学校でもあるのだろうか。
そして旧市街の坂を登って行くと城壁に上に行くことができる。
言葉の説明だと難しいが旧市街は塀で周りを囲まれておりその塀の上を歩き回れることが出来る仕組みになっている。
その塀の上から撮った写真。
曇っていて過ごしやすかったこともありしばらく横になっていた。
結構長い時間ぼけっとしてからまた降りた。
後から他の方のブログ等を見ると何ともまぁ他にも観光出来そうな建物などがあった。俺は今回の旅でこの塀の上でぼけっとした時間がとても印象深く残って落ち今思い出しても気持ちが落ち着く。
ゴール上空から旧市街の写真。
旧市街を出た後は新市街の方を特に当てもなく日が暮れるまで歩いた。
帰りも同じようにバスで宿まで戻り、夜のビーチを訪れまたダラダラとしていた。
基本的にファランのカップルが多かった。
露店がビーチ沿いに並んでいたので、適当に飲み食いする。
ビーチでのんびりしているとチラシを貰った。
名前は忘れたが何たらフェスティバルと書かれていた。
近くで祭りが行われるらしい。
ホテルに戻り住み込みで働いてる青年に聞いてみた。
行ってみると面白いよとのことだったのでトゥクトゥクを呼んで貰った。
今思うとこっから始まっていたのかなと思う。
青年はとても人を騙すような感じには見えなかったが。
呼んで貰ったトゥクトゥクに乗り込み場所を告げると分かったといいドライバーは走り出した。
ゲストハウス沿いの道路を外れ山道に入ろうとした時、トゥクトゥクの調子がおかしいと言い始めた。
道端にトゥクトゥクを止め格闘していたが諦めたらしく知り合いのドライバーを呼ぶと言われた。
う〜ん怪しい。と思いつつここまで大分きちゃったしなぁとか思いながら、待つことにした。
ドライバーには300ルピーで連れて行ってやると言われていたが途中でこういうことになってしまったので半分の150ルピーだけ支払った。
そしてやってきた次のドライバーのトゥクトゥクに乗り込み山道を走る。
しかしどうもこのドライバー道を分かっていない。
チラシには建物の名前しか書いておらず、頼みのgoogle mapで調べても出てこない。
ネット検索をしても住所も出てこなかったのでドライバー頼み。
同じ道を行ったり来たりしなが何度も知っているのかと聞いたが大丈夫という。
スリランカの田舎の山道でトゥクトゥクに乗りながら迷子になるのは中々の恐怖だ。
最終的にドライバーは道が分からないと言い始めた。
まぁまぁの声量で日本語で悪態をつくも雰囲気を悪くなる一方。
もういいから宿に戻ってくれと俺は伝えた。大通りまで出れば分かるからとにかくそこまで戻ってくれと。
ドライバーは微妙な顔をしながら大通りへと引き返し始めた。
宿の前まで連れて行ってもらい当初そのドライバーと200ルピー交渉であった半分の100ルピーを払って別れた。
宿に戻ると、早かったじゃないかと不思議そうな顔をする住み込みの青年。
事情を説明するとなんてことだと言い残念そうな顔をしていた。
恐怖込みの旅疲れで疲弊していたためその日はそのまますぐ寝たが、今思えばどっから何がおかしかったのか。。。
トゥクトゥク呼ぶよと言ってくれた住み込みの青年がそもそもグルだったのか、本当にトゥクトゥクの運転手は道が分からなかったのか。
まぁ大概騙されているのだろが、真相は闇の中ということで。
スリランカその5終わり